福岡県広川町にある「里の駅 広川くだもの村」は、地元で生産されたものを販売する農産物直売所。
果物農家である店主の中村さんが作ったフルーツや地元産の商品など、スーパーでは手に入らないレアなものが並びます。
スーパーでは手に入らない!地元産の厳選した商品のみを販売
「販売するものは、値段が高くても良いものにこだわって選んでいます。」と中村さん。
そんな同店には、中村さんの育てた梨・いちご・モモ・ぶどう・みかんなど幅広い果物のほか、地元の生産者さんが作ったお野菜や、味噌、醤油、惣菜、おかしがぎっしり!
農家の方が作ったお漬物や近所の弁当屋さんのお総菜、地元のパン屋さんのパンなど、〝ここでしか買えないもの〟にそそられます♪
登録している野菜生産者さんは100名ほど、業者は30社もあるそう。
お客さんは地域の方を中心に〝食にこだわり、より安全で新鮮なものを食べたい〟という方が集うのだとか。
人気商品の紹介
ここで「里の駅 広川くだもの村」の人気商品をいくつか紹介させていただきます♪
【梨】
人気の梨は、すべて中村さんが栽培したもの。
15種類もの梨を作っているそうで、7月から11月にかけて、順々に収穫していきます。
11月に収穫される〝愛宕(あたご)〟という大きな梨は、熟成させながら3月まで販売。
熟成させることでさらに甘みが増し、3月が一番糖度が高いそうです。
この愛宕は、栽培が難しいことから今は栽培している人が少なく、町内でも生産している人はほとんどいない希少なもの。
お歳暮に縁起物として喜んで買う方も多いそうです。
【ぶどう(マスカット・マスカットビオレ)】
ぶどうは〝瀬戸ジャイアンツ〟というマスカットと、〝マスカットビオレ〟を生産・販売。
どちらも九州では珍しい品種で、特にマスカットビオレは栽培が難しく、スーパーにはほとんど並ばない貴重なものだとか。
ぶどうファンの常連さんも多く、ぶどうを求めて毎年買いに来る方も多いそうです。
【給食で食べていた懐かしのパン】
以前は学校給食で提供していたという、パン屋さんのパン。給食で昔食べていた味を懐かしんで、買いに来る方もいるとか。
お店を構えておらず、ここでしか買えないため、パンを目的に来る方もいらっしゃるそうです。
【久保田煎餅】
地元で昔からあるおせんべい屋さんの手焼きせんべい。
奥様ひとりで1枚1枚手焼きしている、優しい味のおせんべいです。
地元の方が懐かしむ人気商品で、すぐに売り切れるとのこと!
欲しい方は早めに行ってゲットしてくださいね♪
【ジャムやジェラートなど果物を加工した商品も】
中村さんの栽培した果物を加工した商品も多数ラインナップ。新鮮な果物のジャムやジェラートを楽しめますよ。
いちご狩りも人気!
いちごも生産・販売している同店では、いちご狩り体験も楽しめます。
いちご狩りを目的に、県内や隣の県など多くの方が来店されており、中国や台湾など海外からの観光客も増えてきたそう。
お友達や恋人、ご家族と一緒にお楽しみください♪
若い世代で農産物を支えていきたい
もともと中村さんのご両親が始めた同店。
「自宅でとれた新鮮な果物や野菜を、畑から直接食卓へ届けたい」との想いで産直で梨を販売しはじめ、次第に近隣からの要望もあり、商品が増えていったとのこと。
現在は、中村さんと弟さんの兄弟夫婦で果物を生産し、同店を運営。2003年にオープンし、20年もの間地域の方に親しまれています。
「以前提供していたスイーツやドリンクの提供も再開していきたい。採れた果物を、テイクアウトで持ち帰れるスイーツにすることも検討中です」と中村さん。
「農家の後継者不足や農家の減少といった課題がある中、若い世代で農産物を支えたいと思っています。より良いものを作り続け、若い人たちにも果物を楽しんでいただくために、観光を通じて果物を広めていきたい」と熱い思いを語っています。
良いものを作り、良いものを届け、地域や農業全体のことも考えるやさしい「里の駅 広川くだもの村」には、今日も素敵な笑顔であふれていました。
■店舗情報
店 名:里の駅 広川くだもの村
住 所:福岡県八女郡広川町 大字吉常268
Googleマップ:こちら
電話番号:0943-32-2413
営業時間:9時~18時
営業日:年中無休
※元旦のみ休み
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