今回のご紹介は、福岡県柳川市にある「柳川の宿hatago」さん。
古民家を改装し、2018年3月にオープンしたお宿です。
「hatago」とは、江戸時代に旅人を宿泊させ、食事を提供していた「旅籠」のローマ字表記から来ています。
静かな落ち着いた空間で、日々がんばっている方も、心と体をゆっくりと休めることができます♪
■夢が実現!オーナーさんが作りたかったもの
元々、福岡市の輸入住宅メーカーで、インテリアコーディネーターとして働いていたオーナーさん。
生涯現役で働くためにも、独立できたらという願望がありました。
さらに、自分が好きなものを作り、人にも喜んでもらいたいと思うように。
「ホテルを作りたい」と漠然と考えていたところ、「民泊やゲストハウスならできるのではないか」と言われ、現実味を帯びたのだとか。
賛同してくれる友人も現れ、背中を押されて一緒に動き出しました。
貸し物件を当たり、3件目に現在の物件を見つけて契約。
ご友人は開業から半年頃まで、たくさん協力してくれたそうです。
オーナーさんの想いが、偶然とご縁を引き寄せたのかもしれませんね。
■静けさの中で、極上の休息を得られる
「柳川の宿hatago」さんは、現在2部屋。
2名まで泊まれる7畳の部屋と、間にふすまがある二間続きで、4名まで泊まれる10畳+8畳の部屋です。
客室は2階で、トイレや浴室といった水回りは1階。
旅館ではなく簡易宿所のため、水回りは他の利用者と共有となります。
予約時に送られるメールで、詳細をご確認ください。
夕飯は付いていませんが、朝は予約時に希望すれば、一汁三菜を基本とした手作りの和朝食をいただけます。
最大の魅力は、何と言っても夜のくつろぎ。
暗く静かな中で、とにかくよく眠れるそうです。
部屋にはテレビもないため、せわしない日常の喧騒を離れ、ゆっくりと過ごせます。
上質な深い眠りの後は、最高の朝を迎えられますね!
お客さんがいる間は、そこはお客さんの空間であると考えるオーナーさん。
気配は感じさせるが、姿は見せず。なるべく気を使わせないよう、黒子に徹しています。
■若い人にこそ、古民家・和室の魅力を伝えたい
古民家を改装した空間であるのも、「柳川の宿hatago」さんの魅力です。
元々は金物屋として、3代先まで使えるようにと、昭和5年に建築された建物。
現在築93年です。
材料の良さを活かすため、和室には手を加えていません。
まさにオーナーさん自身が「泊まりたい宿」を実現したのです。
昔ながらの懐かしい和室を展示として見るだけでなく、実際に過ごせる場所はとても希少。
和室になじみがなくなってきている20〜30代にこそ、日本の良き文化を知ってほしいと願っています。
利用者は近畿地方・関東地方など、遠方から多く訪れています。
中には東北地方から一人で来た女性もいるんだとか。
海外の方だと、コロナ前はヨーロッパからが中心。
コロナ禍以降は、日本に住んでいる方やアジアからの方が多くなりました。
今後は物販を始めることが目標!
日本の職人が作る本格的な品物と、気軽に買える和小物などの両方を販売したいとのことです。
水回りもきれいで、女子旅にもぴったりな「柳川の宿hatago」さん。
忙しい日々をリセットし、エネルギーをチャージしに、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
予約は店舗HPのほか、ブッキングドットコム、じゃらん、楽天トラベル、エクスペディアからも受け付けています。
宿泊は12歳以上となっていますので、ご注意ください。
■店舗情報
店 名:柳川の宿hatago
住 所:福岡県柳川市京町62-1
Googleマップ:こちら
営業時間:16時~翌朝10時
定 休 日:月曜~火曜、12月31日・1月1日
電話番号:0944-32-8105
店 舗 HP:こちら
Instagram:こちら