八女市の「もち・まんじゅう中村屋」さんは、先代の味を受け継ぎながら、おもちやおまんじゅうなどの和菓子を作り続けているお店です。
営んでいるのは、明るくて仲睦まじいご夫婦。今回は、そのお二人にお店の魅力を伺ってきました。
■創業59年！地元食材を取り入れて作ったおもちやおまんじゅうを販売
「もち・まんじゅう中村屋」さんは、今年で創業59年。親子2代にわたって受け継がれてきました。
おもちには、モチモチの佐賀県産「ひよくもち米」を使用しています。
甘くておいしいと評判で、お正月はもちろん、上棟式やお祝い事で注文が入るそうです。
人気の「みたらし団子」の他、季節限定で「いちご大福」や「さくらもち」「チマキ」「柏餅」なども販売されており、1年を通じてさまざまな「もち」を堪能できます♪
あんこぎっしりの「やぶれまんじゅう」は、あずき本来の風味を生かすため、特別な製法で作られたもの。
その名の通り、皮が破れるほど薄く、あんこ好きにはたまらない品です。
イチオシの「カラフルまんじゅう」は、イチゴやかぼちゃ、さつまいも、ゆず、抹茶など身体に優しい素材を使用しています。
すべて自家製餡で作られており、一番人気は爽やかな「ゆず」なんだとか。
イチゴは八女&広川産、抹茶は八女のものを使用しており、お子様からも好評です。
また、冷凍の「カラフルアイスまんじゅう」もあるそうです♪
寒い季節は、肉まん・高菜まんなどを販売するとのこと。
生地には八女が誇る蔵元「喜多屋」さんの酒粕が練り込まれており、身体の芯からほくほく温まります♪
肉まんは保育所のおやつとして注文が入ることもあり、冬場は蒸し立てを届けに行っているそうです。
▼国産豚肉を使用した「肉まん」
▼ピリ辛がくせになる「高菜まん」
■伝統を守りつつ、新たな風を吹き込む
「もち・まんじゅう中村屋」さんは、現店主・正さんのお父様が開いたお店です。
元々、親戚が上陽町でお店を営んでおり、お父様はそのお手伝いをしていたそうです。
しかし、次第に「自分のお店を持ちたい」と思うようになり、故郷を離れて大阪まで出稼ぎに。
その後、資金を貯めて八女に戻り、当時この地に無かったおもち・おまんじゅうを販売するお店を立ち上げ、40年以上にわたって切り盛りしてきました。
そして、10年ほど前に正さんにお店を引き継ぎ、現在に至ります。
正さんは「昔ながらの製法で亡き親父の味を守りつつ、良いと思った新しいものは取り入れていきたい」と言います。
現在は、栄養たっぷりの藻「クロレラ」を使うアイデアがあるそうです。
奥様も「クロレラの粉末なら、着色料不使用で色をつけられます。栄養もあるので、健康を気にしている世代にとっても嬉しいですよね」と正さんと一緒に商品作りを行なっています。
さらに「おはぎケーキ」などのユニークな商品も販売中。
お客様を喜ばせるための努力を欠かせません。
▼中村屋限定・アイデア商品「おはぎケーキ」
■地域に密着したお店として多様な注文に対応
「もち・まんじゅう中村屋」さんは、1歳の誕生祝いや新築の上棟式など、節目のお祝い事にも重宝されています。
「子どもといい思い出が作れた」「もち投げでご近所さんと交流するきっかけが出来た」「SNS映えするので、撮った写真や動画をみんなにシェアしたくなる」などという声を頂いており、若い世代の方からの注文も多いそうです。
誕生もちや投げもち、紅白もちなどを希望される方は、早めにご相談いただければとのこと。
ぜひ、華やかなおもちやおまんじゅうで大切な日を彩りませんか？
●誕生もち
大きめ・小さめ、丸・四角・ハートなど、さまざまなサイズ・形に対応しているそうです。
もちには直接名前を入れず、デコレーションした色紙をお付けするサービスを実施しています。
お名前を書いたり、手形・足形を残したりと、自分たちの手でオリジナルの一枚を作り上げてみてくださいね♪
長く愛されるお店を目指して「“中村屋と言えば◯◯！”のような商品を作っていけたら」と語るお二人。
これからどんな新作が登場するのか楽しみですね。
店頭販売だけでなく、マルシェや地域のイベントへの出店、直売所やスーパー等での販売もあるそうなので、ぜひ八女市を訪れた際はチェックしてみてはいかがでしょうか？
■店舗情報
店 名：もち・まんじゅう中村屋
住 所：福岡県八女市本村143-7
Googleマップ：こちら
電話番号：0943-22-4344
営業時間：【平日・土曜日】9：00〜18：30／【日曜日】9：00〜17：00
定休日 ：月曜日（※不定休あり）
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