今回のご紹介は、福岡県筑後市にある「のんびりパン屋」さん。
ゆめモール筑後の裏手にあります。
靴を脱いで、買ったパンとコーヒーでくつろぐことができる、保育園の面影を残すパン屋です。
誰でも気軽に訪れられる、癒しの空間を取材してみました。
■園児たちも大好きだったパンを、誰でも楽しめるよう販売開始
オーナーさんは2023年の3月末まで15年ほど、同じ場所で保育園の園長をしていました。
その頃からパンは焼いており、園児のおやつにしたり、卒園の際にぶどうパンを1斤ずつあげたりしていたそう。
ある日、機械が壊れてしまってパンが焼けず、仕方なくコンビニで買ったことがありました。
ところがコンビニのパンを食べた子どもたちは「なんか違う……」と言ったのだとか!
子どもたちにとっては、いつも給食で食べている食パンやおやつのパンこそが、いわば「本物のパン」だったのですね。
こうしたきっかけがあり、2023年8月にはパン屋としてオープン。
誰でも気軽に、おいしいパンを味わえる場所となりました。
お母さんが子どもと一緒にゆっくりするなど、色々な人がひと息つける、癒しの空間を提供しています。
■熊本県の贅沢バターを使用。特に塩バターパンがイチオシ!
「のんびりパン屋」さんには、日替わりで6~8種類ほどのパンが並びます。
人気が高いのは、塩バターパンやあんパン。
健康に気を使うお客さんは、全粒粉入りの食パンやぶどうパンもよく買っていきます。
またトマトフロマージュやブロッコリーロール、ゴロゴロチーズのほうれん草パンなど、野菜を使った惣菜パンも好評!
ここのパンなら野菜を食べられる、という子どももいるようです。
オーナーさんのおすすめも、塩バターパン。
従妹がホテルで使っていたという、熊本県の贅沢バターを使っています。
焼きあがったときの風味がまったく異なり、食欲をそそるものなんだとか♪
ちなみにこの贅沢バターは、すべてのパンに使用。
小さい子どもも食べられるよう、北海道産小麦など、安心・安全な食材を使っています。
はちみつが入っているパンは注意喚起をする、アレルギーがないか確認するなど、安全面の確保には余念がありません。
■たくさんの人が集い、ホッと安心できる場所でありたい
「のんびりパン屋」さんのコンセプトは「ホッとできる親しみやすい場所」。
パン屋なのに靴を脱ぐ? 遊具やテラスがある?? と、最初はすごく驚くかもしれません。
しかし、そうした保育園の面影こそが、あたたかみとして大きな魅力になっているのですね。
「みんなが集まり、色々な出会いや懐かしさのある場所になれば」と話すオーナーさん。
実際、卒園した人が大人になっても来てくれて、成長を感じるのがうれしいのだとか。
保育園時代も、何でも手作りを心がけ、「みんなで作り上げる子育て」という意識で協力していました。
こうしてできあがった誰にでも親しみやすい雰囲気は、今もしっかりと残っているのです。
現在は、Instagramはもちろん口コミや紙の媒体でも認知され、八女市やみやま市などからもお客さんが訪れています。
今後も変わらずに間口を広げ、卒園生が集まれるイベントや、地域の方が一緒に参加できるイベントを開催したいと考えているそう。
忙しい日々に、ほっこりする時間がほしくなった際は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
イベントのお知らせや本日のパン、休業日などの情報はInstagramをチェックしてみてくださいね。
■店舗情報
店 名:のんびりパン屋
住 所:福岡県筑後市前津613-1
営業時間:11時~18時
定 休 日:月曜、金曜
電話番号:0942-53-9860
Instagram:こちら