今回のご紹介は、福岡県筑後市の「居酒屋陣太鼓」さんです。
お通しから真心を込めた、手作りの料理を提供しています。
30年続く鶏皮の焼き鳥と豚足は、自宅でも楽しめるようにと、冷凍自販機での販売もスタート!
さまざまな取り組みを聞いてみました。
■約30年、地域に密着している老舗店
「居酒屋陣太鼓」さんはオープンして29年目。
久留米市荒木町で始まり、今の筑後市に移ってからは24年が経ちました。
現在のオーナーさんが、ずっと飲食店を営んでいたご両親から4年前に引き継ぎ、2022年の9月にはリニューアルオープンしました!
アットホームな居酒屋で、家族連れや三世代で来るお客さんもいるのだそう。
お子さんの成長も見られるのが、とても嬉しいと話します。
■アサヒビールの公式認定店。お通しも、一品一品手作り
人気のメニューは、焼き鳥は鶏皮、一品料理は豚足、ご飯ものはちゃんぽんです。
鶏皮のタレや豚足の煮こごりスープは、約30年間継ぎ足している伝統の味。
煮こごりスープは、ちゃんぽんの隠し味にも使っています。
そして見逃せないのが、手の込んだお通し。
毎日5〜6種類、週末は多いと10種類ほど、仕入れに合わせて作っています。
一例を挙げると、ホタテの刺し身(ポン酢のジュレ乗せ)、鶏皮餃子、カニカマクリームコロッケ、アサリの酒蒸し、マグロのたたきと山芋の生春巻き……。
とてもお通しとは思えない、クオリティーの高さにびっくり!
おかわりする方が多いというのも、うなずけますね♪
料理はほぼすべてが手作り。
カレーも3日かけ、丁寧に仕込んでいます。
そして、アサヒビールの厳格な品質審査をクリアした、公式認定店「うまい!樽生」にも選ばれています。
福岡県では20店舗もないほどなんだとか。
とにかく料理の味は自慢。
加えて接客にも気を配り、常連のお客さんと飲みに行くほど、距離の近さも魅力な居酒屋さんです。
■おいしいまま瞬間冷凍する技術を、半年かけて開発
コロナ禍では売り上げが落ちてしまった経験もあり、お持ち帰りもしてもらいたいとの想いで、冷凍自販機事業へも参入。
豚足だけだと好き嫌いが分かれ、焼き鳥は冷凍すると味が落ちてしまう……と悩んだ末、鶏皮なら冷たい状態でもおいしいと発見しました。
「プロトン凍結」という技術を紹介してもらい、大川市の工場と協同で、半年かけて開発。
繊維を壊さずに瞬間冷凍でき、ドリップが出ないため旨味が凝縮されています♪
冷たいままでもおいしく、おやつにもおつまみにもぴったり!
豚足は、あたためて専用のタレをかけて食べてくださいね。
2024年1月頃から、ネットでの販売も始まる見込みです。
「お客様はもちろん、従業員や業者、関わる方みんなに笑顔になってほしい。売り上げが上がったら、また還元していきたい」とオーナーさんは話します。
ゆくゆくはふるさと納税の返礼品にして、筑後市全体を盛り上げていきたいそう!
老舗店として、地域密着を大切にしている「居酒屋陣太鼓」さん。
コロナ禍で休校になった際は、「給食がなく困る」との声を受け、1ヶ月間子ども食堂を実施していました。
また、保護猫を引き取るボランティア団体へ毎月寄付。
年1回の譲渡会も、店内で開催しています。
「生涯現役。筑後市と言えば陣太鼓だよねと言われるよう、創業100年を目指して続けたい」と話すオーナーさん。
関わる人や地域に貢献したいという、あたたかみが伝わってきました。
おいしい料理やビールで笑顔になりたいときは、ぜひ足を運んでみてくださいね!
■店舗情報
店 名:居酒屋陣太鼓
住 所:福岡県筑後市西牟田4114-5
Googleマップ:こちら
営業時間:17時〜23時
定 休 日:火曜
電話番号:0942-52-2621
Instagram:こちら