福岡県朝倉市の秋月といえば、かつて５万石の城下町として栄えた場所。
今も武家屋敷や土塀、石垣などが見られ、「筑前の小京都」とも呼ばれています。
桜並木や紅葉の名所が多く、あちこちにオシャレな雑貨店や喫茶店があるこの街に、フォトスタジオとカフェを備えた話題の店がありました。
それは「café＆photo haco.」。
ここはフォトグラファーのご主人と、カフェの店長を務める奥様が二人三脚で営む店なのです。
まるで物語の世界のように幻想的な店内
「café＆photo haco.」が店を開いたのは、2020年3月のことです。
以前はお団子屋さんで空き家になっていたこの場所を、写真スタジオとして借りることにしたオーナー。
「お客様にコーヒーも出せるような空間にしたい」と考え、奥様を店長として構想を練ながら手作りでお店を作り上げていきました。
そんな「café＆photo haco.」を訪れて最初に驚くのは、なんといっても天井や壁に飾られたたくさんのドライフラワー。
布と合わせてダイナミックにディスプレイされた中に柔らかな色の照明があちこちに灯って、なんとも幻想的な空間を作り出しています。
子ども連れでも安心してくつろげる場所
「ドライフラワーは手作りですし、ディスプレイもいろんなお店を参考にしながら自分たちで仕上げました」という奥様。
カフェを切り盛りするのは初めてで、いつも「これでいいのかな、大丈夫かな」とドキドキしているそう。
でも「café＆photo haco.」を訪れた人たちは、みんな「オシャレだし、どこを切り取っても絵になる！」と口を揃えます。
そんな奥様が心がけているのは、小さな子ども連れでも訪れやすいカフェづくり。
ご自身が子どもを産んで間もない頃、泣き声やおむつ交換などを考えてカフェを訪れるのが難しかったのだそう。
そのため「café＆photo haco.」では、店内にキッズスペースを作ったり、ベビーカーでも入りやすいようにレイアウトしたりと、お子様連れでも安心して来店できるよう工夫しています。
グルテンフリーのマフィンが大人気！
そんな「café＆photo haco.」で人気のメニューといえば、バリエーション豊かなマフィンです。
オープン当初から作り続けていて、最近では米粉を100％使用したグルテンフリーのものも販売中。
奥様は「小麦粉や卵のアレルギーを持つお子さんがうれしそうに食べている姿を見ると、作ってよかったと思います」と言って目元を和ませます。
さらに完全予約制のランチも評判で、こちらは前日の13時までに、電話またはInstagramのDMで予約をすればOK。
じっくり丁寧に作られたハンバーグプレートは、ハンバーグ２個とサラダ、ライス、スープがセットになっています。
ランチを楽しんだ後で、ドリンクとマフィンを追加オーダーして楽しむのもオススメです。
プロのカメラマンが叶える理想の一枚
フォトスタジオも兼ねている「café＆photo haco.」では、スペースをレンタルしてフォトグラファーであるオーナーに撮影してもらうこともできます。
これまで七五三や成人式、家族写真、ウェディング、マタニティーフォトなど、さまざまなオーダーを受けているというオーナー。
ときには桜や紅葉が美しい秋月の街へ繰り出して、屋外で撮影することもあるそうです。
また、「café＆photo haco.」はレンタルスペースとしても貸し切れるので、セルフで撮影したり女子会を開いたりすることもできちゃいます。
季節に合わせていろんな楽しみ方ができる店
営業日の予定をInstagramで発信している「café＆photo haco.」。
投稿を見ると、おいしそうなマフィンや印象的な写真ばかりが並んでいて、それに惹かれて足を運ぶ人も多いそうです。
「café＆photo haco.」のディスプレイを手掛けている奥様は「ぜひ皆さんにも、店でいろんな写真を撮ってSNSなどで発信していただけたらうれしいです」と語ります。
おいしいマフィンに、レンタルスペース、そしてプロのカメラマンによる撮影など、魅力が満載の「café＆photo haco.」。
城下町の風情が漂う秋月の街を楽しみながら、ぜひ一度、訪れてみてはいかがでしょうか。
■店舗情報
店名：café＆photo haco.
住所：福岡県朝倉市秋月野鳥685-1
Googleマップ：こちら
電話番号：0946-23-9771
営業時間：11時～16時
定休日：平日
Instagram：こちら
